ベストな調律サービスを受けるために、必要な心得
まずは、頼みたいとおもった調律師がどんな特徴をもっているのか、チェックしておきましょう。あなたがジャズ・ポピュラーをピアノで弾きたいのであれば、お願いする調律師も、趣味でジャズを弾いているような方が、やはりマッチするでしょう。
なぜなら、ジャズでほしい音のイメージを、その調律師はもっている可能性が高いからです。
それから、やはり気になるのは、調律料金ですね。
価格については、それほど差はなく、家庭用のアップライトピアノ(縦型ピアノ)であれば、1万2千円前後です。ただし、気をつけたいのは、別途料金が発生する場合です。特に、調律師を遠方から呼ぶ場合、出張費を請求する場合がほとんどです。予め、その分も予算に入れておきましょう。
最後に、自分がどんな音がほしいのか予めイメージし、説明できるようにしておくとよいです。
ピアノ調律師は、初めてのお宅におじゃましたとき、そのピアノをふだん誰が弾いているのかわかりません。
かなり前に知り合った調律師の話ですが、初めてのお宅におじゃましたとき、ピアノの上に子供用の教則本が置いてあるときは、手抜きをする、といっていました。(笑)ウソのようなホントの話です。
このような調律師は、いま、ほとんどいないとおもいますが・・・・
とにかく、調律師に音のイメージをいわないと、お決まりの調律で済まされる可能性があります。遠慮せず、あなたのほうから積極的に話かけ、要求してみましょう。
あなたがふだん弾いている曲や、好きな曲、それからやわらかい音、和音がきれいに響く音など、ほしいとおもう音のイメージを最初にしっかり伝えてください。
そうすれば、調律師もピリッとして、あなたのイメージを実現することに、いっしょうけんめい取り組んでくれるでしょう。
以上、とくに重要な3点をお伝えしました。ベストな調律をしてもらえる心得として、ぜひ覚えておいてくださいね。