楽器フェア・リポート 2007






白鍵しかないピアノ?


ほかにもさまざまな新製品ピアノ、新技術のピアノなどが展示されていました。
夢中で触ったりしていると、何時間もかかってしまいます。

最後に、こんなピアノもあったのでご紹介しましょう。
これは、実験なのか、それともピアノ革命なのか?

以下のピアノ、どこか「おや?」と思いませんか?

白鍵しかないのです。
黒鍵がないため、鍵盤楽器がはじめての人に優しい???

しかし、固定観念が強すぎるせいか、最初の「ド」の音がどこかわからない。このままだと、弾かないとわかりません。

すると、ブース担当の方が、プラスチックのバーに黒鍵位置をしるしてあるものをあてがってくれました。これなら、なんとか弾けます。

 
     
白鍵しかないピアノ
 
黒鍵位置を示すプラスチックのバー

 

この楽器専用の楽譜もいくつか出されていて。
もちろん#も♭もありませんので、譜面上は簡単そうなのですが…

やってみると、初見が意外と難しかったのはなぜでしょう?

  白鍵ピアノ専用楽譜

また、こんなピアノもありました。

「とてもよく音の出るピアノ」?そして、このかわいらしい「バラ園のような外観」?

これは発想が面白い。

一般的なアップライトピアノは、一番音を響かせる板が、弾き手から見ると楽器のむこう側にあります。つまり、壁際に置いてある場合、壁側に一番音が鳴っていますね。

グランドピアノでは、ピアノの下が空間になっていますから、そちらへ響きますし、屋根をあければ、コンサート会場中へ響く仕組みです。

それと較べると、アップライトピアノの音の聞こえ方は、弾き手にはちょっと間接的と言えるのかもしれません。

そういった悩み(?)を一挙解消!?

打弦して響いた音が、直接このメッシュ上前板を通して、弾き手の耳にダイレクトに飛び込んできます。従来の普通のピアノを改造して造られたそうです。

 

はてさて、これらのピアノが今後浸透していくのでしょうか。

楽器フェアでは、こういった楽器の未来を見ることもでき、いろいろ予想するのもまた楽しみのひとつでもあります。





以上、駆け足でダイジェスト版の2007年楽器フェアをリポートいたしました。

会場には、作り手、ユーザー、取材と立場はいろいろでも、楽器が好きな人ばかりが何万人と集い、熱気と音が洪水のようにおしよせ、エネルギッシュです。

まさに「祭」です。

新しいものから古いもの、生楽器からテクノまで、現場はもっと楽しいです。

今回のレポートで興味をもった方、次回は是非実際に行って体験してみてください。
もちろん私も、次回参加するつもりですよ。

KATOおんがくクラブ 東條でした。

愛知県名古屋市  ピアノ調律師
KATOおんがくクラブ 東條





【終わり:9/9】

 


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