【ピアノと調律】のメルマガ・バックナンバー 09年4月17日
■今回のメルマガ執筆者
中村ピアノ調律工房
(茨城県牛久市) |
昨年(2008年)11月の初め、調律にうかがったお客様から、嬉しいお便りを頂きました。
6歳の息子さんと5歳の娘さんをもつお父様ですが、お子さんたちに絶対音感がついてきたというご報告でした。
「絶対音感」とは、ある音の高さを他の音と比較しないで識別できる能力のことです。
「ド」の音を始めに与えてもらって、「ソ」と答えることができたとしても、それは絶対音感があるとはいいません。これは、「相対音感」といいます。でも、始めからなんの音も与えらなくても「ソ」と答えられる力がある。これは、「絶対音感」があるといえます。
教育研究者による、次のような報告があります。
子供に見本となる音楽を聞かせ、それをそっくりそのまま再現できるようになるまで、何度も演奏を繰り返させる。この訓練方法によって、音楽だけに限らず一般的な知能と関連する分野の記憶テストで、より良い成績をおさめているそうです。 (『「科学ニュースあらかると」音楽は幼い子供達の脳の発達に影響する?』より要約)
ですから、絶対音感と言わないまでも、音楽によって耳を訓練することは、集中力を身につけたり、語学や他の勉強をするときにも有利に働くのですね。
では以下に、頂いたメールをご紹介させて頂きます。
----- 山本様(仮名)からのお便り -----
お世話になっております。山本です。
先日は調律にいらして頂き、ありがとうございました。
最近気がついたのですが、いつの間にか子供達二人共に、絶対音感が身についたようです。 先日ふと思いつき、僕が適当な鍵盤を弾いて家内と子供に答えてもらったのですが、常に正解するのが二人の子供で、惜しくも半音上を答えるのが家内。
家内はキーの下がったピアノで慣れたからでしょうか?
尚、僕は全く駄目で、全てが「ド」に聞こえます。
音色はともかく、音程だけはしっかり合わせておく必要を身をもって感じました。
それにしても、絶対音感って誰にでも身に付くものなのですね。
僕は特別な才能のある人とか、余程音楽をやり込んだ人が身につけられるものと思っていましたが、間違いだったようです。
多分この手の話は枚挙に暇がないのでしょうが、僕には少々興味深い話だったのでメールを差し上げてみました。
千葉県 ○○市 山本
---------- 以上 ----------
お父様が調律の大切さを感じて下さったことや子供さんたちの可能性に気づかれて感動していることも嬉しいですし、音楽を通してご家族の絆が深まっておられる様子も微笑ましいです。
ピアノを含め、音楽は、子供たちの心をも豊かにしてくれるもの。
悲しい事件の多いこの時代、音楽やピアノが子供たちの成長に果たす役割は、ますます大きくなっていると痛切に感じます。
中村ピアノ調律工房
(茨城県牛久市)
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